いつ泣こうか君
絶え間なく続く審判を欺いて
引きあてた幻に憂いて
君いつ泣こうか
生きていることはわかっているのですがこうして深夜にひとりいると私が生きていることを確かめるひとは誰ひとりとしていないのです。私もみんなが生きていることをほんとうに知ることはないのです。あぁあなただけはそばにいて生きていることをもう少し確かめていたい。私はあなたに私が生きていることを知っていてほしい。ずっと確かめていられることのできないことは知っている。それは私たちは別の存在だから。でもだから確かめあえる
人と会うことが嬉しくて犬のように尻尾ふって漏らす
君の腰の暖かさは同じ36.5度のグラスよりもシャープ
自宅前の神社の木々がいつの間にか生い茂り
夏は過ぎ去り赤や黄色の葉になりそして風に散っていく
今年は詩人が天国にたくさん行って
向こうで好きなだけ抱き合っているんだろうな
国も肌の色も関係なくそんな理想郷を昔から夢見て
限られた命の中で果たせないままに景色に溶けた人々と
ふんだんに盛り込まれた命の種を祈りの中で芽吹かせていく
痛みを覚えるこの肉体を精神を言葉のフォルムに落とし込んで
新しい種を許されないことを夜から朝にかけて
月の光しか知ることない孤独の中で開いていく
置き去りにされた電話BOXから希望の人に電話をかけて
泣きじゃくるのは恥ずかしいことじゃない
朽ち果てていく自分を慈しいと強く思えるのはあなたとまた会えたから
私たちには続きがある
正しさと偽りによりも湧き上がる感情を放つ
空を詩で埋めつくしてバベルを築くにはまだ
優しさがたりないかもね握手をしよう拍手をしよう
この世界と君のほおに触れながら
昨夜の夢の続きが
現実世界の朝日に溶けて
砕かれた虹のかけらになる
錯乱した水際の白鳥たちが
終わりの季節を知って
飛び立ってゆく
塗り固められた
煉瓦造り、緑の大河へかかる
橋の上を
打ち震えた哀しみ通りぎた
ああ、
今、また
通り過ぎた
黄色い車に乗って君を迎えにいく
浜辺で行われるステージまで
折りたたみの手紙にぎっしりと文字があって
早く読みなよと急かしてくる
泳いだ後の帰り道
腕が触れてもう少し近くにいたいなと
僕たちは思った
言葉を君が先に捕まえて
僕は君を引き寄せた
幻の夏が永遠に近く現れた
少し長めのスカートをひきずりながら
床、地面でなく、時間、空間に
君のその腰あたりは銀座で今もパレードしてる
美しき君の腰と足と吐き出された愛の言葉たち
愛してるだとか好きだとか可愛いだとか
あんよだとかブロック
キャッチーボールだけ路地や故郷にあぜみちに続いている
踏みしめた確かさ響かせて
ブランコの揺れる公園に西日が差して
レンガの歩道に影ができた
追い越したい青春はいつも影の中に見えて
這いつくばるように働いた日々が消費していく
手のひらにあるものは抱きしめた女の温もりだけ
一番や最善を決めることことを恐れて
いつでも選ばずに流されてゆく
知らずに選んだその道さえも
神に選ばされているとは知らないままに
弾けゆく部分のかなたに宿る神の一息の息吹を
君は感じているか
だとか
パラソル、カエル、つみき、パステル、チョコ、キャラメル、ワユ、キューピー、ロ二ッツ、イミシユ、パチン、パイナプ、キューい、yいい湯インqん、び^ち、ぽい^るピーチ、サングリア、っさsっっっサングリア、あ
ある、15フーとstでタンクさんのああゆたうあ
青い壁のCAFEDEピアノ聴いて
152STdeある
どうかしてる店のママさんせ絶対化アメリカ人なの亜婆さんおに日本人みたいに辿々しく会話したsその一句いくつかが日本語で喋っているようにsっっっっっさ再生されてどこから来たのかmない何を飲む
あらサングリアs木なのね
僕たち人間はむしろtましい魂で交わしたキオwく記憶を
きざw刻まれるのだ
世界は世界を知らなければ
形跡なのだかrっっら
それを
わたしと出会い愛してれくれた人よありがとう
君だね
君と会ったね
レンガの街
君だね
白い船の上
君だね
古本に囲まれた店
君だね
8の文字の中
君だね
風呂の中で揺らして見上げた
秘密をたしかめたのいつ頃
君だね
交換した宝物をどこかへ置き忘れてしまった
木造の基地の中で息が荒くなった
君だね
燃える焚き火の中で浜辺て水平線をみたね
君だね
道の真ん中で穴を掘っている男がいる
通り過ぎる人々の中に主人公、立ち止まり様子を見ている
「何してるんですか」
「見ればわかるでしょう、井戸を掘っているんです」
「井戸。ですか」
「井戸です」
男は掘り始める
「どうして」
「わかるでしょう、井戸端会議をするためです。そしてあなたはこの井戸ができてしまう前に、できてしまう前に!わたしに話しかけてしまった。そしてわたしの井戸を掘るという行為を、その目的を失わせてしまった。だからあなたには責任がある。ほんとうの井戸端会議をするための井戸を掘るという行為をすることを」
主人公立ち去る
男は井戸を掘るのを再開する
そして水が出てくる、しかしそれは水ではなく油であった
「失敗だ、あの男に話しかけられてしまった。井戸は作られなかったまた別の場所を掘らなくては」
男はシャベルを持って立ち去る
油田が引火して火柱が上がる
8月13日
きょう東京では雷が落て雨が降り
その後大きな虹が出て消えそうにありません
昼、私は冷やし中華を食べましてね
自転車で塾へ向かう子どもらがいます
エコバックを下げたおばあさんがいます
そうそうレジ袋は有料になりました
安倍政権は続いていてマスクが配られています
セミがやけに鳴く夏で電車の中にも紛れ込んでいます
オリンピックは来年だそうです
コロナって知ってますか?
短い言葉であなたならどう記したでしょう
あなたの見たかった今日を
あなたの愛した歌い手たちが謳っています
消えそうにありません、届きますでしょ、虹を伝って
セイハロー ミスター、マスター、アロー
ペンギンと散歩しながら詠んでいますか
セイハロー ミスター、ポエット、アロー
歌に生まれ変わりましたね
セイハロー ミスター、エンジェル、アロー
ハイボール、お代わりお願いします
僕たちのいくつかの言葉について 僕たちのいつかの言葉について ここへのせる たゆたう からだの ひとつのように 椅子へ腰かける穏やかな老人のように poem on chair